社会的・文化的性差

のことをジェンダーと呼ぶということを知ったのはほんの2週間前。それまでにジェンダーという言葉を聞くことはあったのだが、その意味は知らず、フェミニズムに近いものだと思っていた。現代用語の基礎知識に間違いなく乗っているほど今の言葉であるにも関わらず、それに関心を持とうとすらしなかった自分はやはり何らかの先入観や偏見に捉われているのだろう。

さて、ジェンダーは社会的・文化的性差であるのだが、「なんじゃそら?」という気はしなくはない。要は生物学的性差に対する性差のことであり、人為的な性差のことだ。具体的に言えば、男は外でがっしり働き、女は子どもを育て家を守る、というものだ。他には「男らしさ」「女らしさ」などだ。

政治的なことを言えば、日本では、1925年に「普通選挙法」が成立したが、そこには女性の参政権は認められていなかった。治安警察法などによって女性の政治活動すら制限されていた時代であり、参政権認可などは程遠い時代だった。なぜなら、女性にはものを考える力がないと一般的に考えられており、まさに「おんな子ども」だったのである。

しかし、実際に女性に思考力がないなどということは全くない。自分より余程賢い女性など吐いて捨てるほどいるわけだし、考えなくともわかるはずだ。ただ、当時は女性に与えられていた教育機会が少なかったため、今とはちょっと様相は違っていたかもしれない。

眠いので明日ー!