自民党の責任ってどうなの?

ライブドアショックで揺れる財界。そしてその波が政界にも押し寄せている。昨年秋の衆院選自民党ホリエモンを応援したことに対する責任問題だ。野党は躍起になって責任を追及しようとしている。それが政治というものだ。だけれども、ちょっと離れて考えてみたい。本当にそれで良いのか・・・と。

まず、自民党の責任について考えてみると、公認しなかったとはいえ、明らかに応援していたという点に関しては、十分に反省すべきだろう。亀井静香を倒すために送り込んだことも明白だ。そういった点に関しては、自民党はしっかりと反省の意思を示すべきだと思う。一番反省すべきなのは自民党だ。

そして野党とマスコミの反応を見てみて、思った。彼らは何かおかしいという風に。

第一、野党だってホリエモンと選挙に立候補するかどうかの交渉をしていたこと。野党といっても民主党だけだけれども。交渉していたということは、少なくとも計画としてはホリエモンを選挙に勝つための手段として入っていたということになるのだし、民主党にも全く落ち度はなかったかといえばそんなことはないのではないだろうか。確かに民主党ホリエモンを選挙に送り出すことが出来なかった(あるいはしなかった)が、それは自民党との競争に敗れた結果なんじゃないかとも思う。民主党も同時に大いに反省した方が良い。

そしてマスコミのコメントで「人気を利用して選挙に立たせた」と批判する声があるけれど、これは明らかにおかしいと思う。だったら、政治を何も知らない大仁多厚が何で国会議員になっているのか。大橋巨泉はどうなのか。地方政治だけれどザ・グレートサスケはどうなのか。彼らだって人気以上の政治家としての能力や知識は全くない。それをこれまでたいした批判もせずにきたマスコミがここぞとばかりに批判攻勢に転じるのはおかしいだろう。マスコミも反省しなくてはならない。

どうも日本の政治とマスコミは、スキャンダルが好きで、相手の足を取るようなことばかりしているが、それ以上に一致団結してやるべきことがある。どうもくだらないような気がしてならない。