将来どうしようか。

将来のことを考える。今どうしようかと悩んだところでそうなるわけはないのだけれど、でも自分の将来について考えるのは大好きだ。考えるだけなら希望的観測で大丈夫だから。実際に生きていると大変なことばかりだ。

将来・・・職業は教師だとして、もうひとつ人生にとって大切なものは家庭だと思う。最近は結婚しない人が増えている。「絆」が強すぎるのが嫌だそうだ。みんな自分の時間を大切にしたがっているみたいで、子育てや家事や家族を養う責任も時間も避けたいと思うのだろう。けれど思う、社会に出て、仕事で落ち込んだとき、逆に上手くいったとき、なんとなく気分が良いとき、原因不明で落ち込んだとき、人としゃべりたいとき、そんなときに、家に誰もいなかったらどうだろう。落ち込みは倍になり、喜びは半減だ。一人の時間を大切にしたい気持ちもよくわかる。だけれども、自分は絶対に一人では生きていけない。誰かを必要としてしまう。今は自宅通いなので家族がいる。だから心のうちを語ることはなくとも、誰かがいるだけで翌日気持ちを新たにする気分になれる。そういうことって大切だ。自分にとっては一人の時間なんかよりも遥かに大切だ。

結婚という法的絆を無理して造ることはないと思うし、ましてや社会や両親のプレッシャーを受けて結婚するべきなんかじゃないと思う。それは相手に失礼だ。だけど、結婚はひとつの区切りにはなる。人間は、気持ちの上だけで何かを区切ろうとするのは難しい。何でもいいから外部のきっかけがあると、気持ちも改まるし、何事も変わりやすい。そのきっかけのひとつとして結婚というものを利用するのは良いと思う。

「結婚は人生の墓場だ」なんてよく言われる。この言葉が完全に本気で言っているとは思わないが、もし結構本気で言っているとしたら、あまりに自分が受けている恩恵に無頓着だ。一人で生きていくということが、どれほど大変なことか。家族というのは、心の支えだ。まだ若干20年も生きていない自分がこんなことを言うのはおかしいかもしれないが、そう思う。だから、将来は絶対に家族を持ちたい。幸せになれる保証なんてない。けれども、家族を持たないで幸せになれる保証もない。だったら出来る限り努力して幸せになる。その努力を怠って、幸せになる機会を逃すのはごめんだ。

なんとなく、読書していて、そう思った。