5年は大きい

昨日、日本史の勉強するのを諦めて、野村総研の夏期インターンの志望動機等を1時間くらいかけて書いた。お題が4つあって、「将来実現したいこと」「大学で学んでいること」「これまでの経験」「自分について」をそれぞれ300、1000、1000、300で書かなければならなかった。提出期限が翌日の午後だったので、結構焦って書いた。

その中でも「これまでの経験」は結構上手く書けたと思う。「1000字もあるからバイトの話だけでは足りないな」と思って、バイトと読書をテーマにしようと思っていた。というか他にあまり「がんばってきました!」といえるようなことが無いのだから、どこにそれを出すことになろうとも結局そうなるのだが・・・

実際に書き始めてみると、1000字で説明など出来ないことにすぐに気がついた。もう5年も塾講師として働いてきているのだ。それをたった1000字で収めようなどと思ったのがそもそも間違いだった。5年といえば長い年月だ、これまでの人生が20年ちょっとしかないのだから、割合的に考えただけでも大きい。しかも、大学に入ってからという知能的には最も発達した状態にある時期に長くやっているのだから、影響が小さいはずがない。

文章を書いていて、自分が塾のアルバイトから多くのものを得ていたことに改めて気付かされ、少し嬉しくなった。人間相手の、それも濃いコミュニケーションが必要なアルバイトは、学ぶことが多い。教師を40年勤めた祖母が「子どもの力は圧倒的だ」といっていたが、それは本当だと思う。自分が子どもであったことを忘れ、大切なことを忘れてしまっているときなど、子どもを見ていると原点に戻れる気がする。単純なジェネレーションギャップに驚かされることも多い。

もっと頑張ろう。単なる金稼ぎにならないようにしないと、貴重な時間を割いている意味がない。教えることは教えられること、それを忘れずに明日の社会も楽しくしよう。