本音と建前

就活している人ならば経験があると思うけれども、「是非御社で働きたいと思っています」と嘘をついたとしよう。要するに、内定をもらうための嘘だ。それで、内定をもらってその会社に入ることになったとして、面接で言ったことが実は自分のやりたいことと違った場合はどうしたら良いのだろう。まぁそれほど大きな問題ではないのだろうが、小心者の自分にはちょっと気がかりなのです。

文学研究科の面接のときに、とりあえず合格することが大切だろうと考えて、「大学院でも卒論の続きを研究したいです」と答えた。卒論に対する評価が案外高かったので、「迷っています」というところを急遽路線変更してそう答えた。しかし、正直言ってもう卒論の続きはやりたくはない。いちいち山口まで行って研究していたら、時間がかかるし、史料が欲しくなったときに簡単に取りにいくことができない。

そして今月末には文学研究科日本史学コースの合宿がある。そこで発表をすることになったのだけれど、先生に正直に「もうこの研究はやめました」というべきだろうか。まぁそれはこれから考えるとして、とりあえず新入生の中で一番評価の高い発表になるように、準備は抜かりないようにしておこう。