14日と15日の間

「人生は金じゃない」とは思いますが、それは期間限定の話でして、月末には決まって「先立つものは金だ」などと思うものであります。それにしても今回の金欠は酷いものでして、電車に乗ることも出来ず御茶ノ水から九段下まで歩くという哀しいことまでする始末。たまたま九段下が定期券圏内だから良かったものの、もし9月に定期を切り替えていて副都心線の定期になどしていたら、御茶ノ水から早稲田まで歩くことになったと思うと、怖いというより情けなくなります。

そこへ来てまさかのガス供給停止。この寒空の下、といっても室内ですが、お湯の出ないシャワーを浴びなければならない貧しさよ。さすがの東京ガスさんもお怒りのようで実力行使に出た模様です。これは正しい。もっと積極的に供給停止にしても良いとは思うのですが、そうするとやはり本当に困った人々が本当に困るのだろうなぁと思います。

3ヶ月近いガス代の滞納。この前はたまたま東京電力さんが我が家まで電気代を徴収しに来てくれたおかげで、何とか電気停止には至らずに済みましたが、ガスは折り悪くそういったことに出会わなかった様子。もしかしてあの居留守を使ったときではあるまいかと不安になりますが、どの道金が無かったので変わらないといえば変わりません。

さすがに水道を止められたら大変です。何といってもトイレが流れなくなってしまいます。そうすると伝染病が流行ったりして、変な虫が湧いたりしてきっと大変なことになります。水道代だけはしっかりと払っていきたいものです。といっても直接払うのは清水なのですが・・・自分は半額を負担するだけです。窓口ではないのです。

清水はまだ困らないかもしれません。彼のバイト先にはシャワーがあるのですし、彼の通うジムにもシャワー(もしかしたら風呂まで?)があるはずですから。しかし、自分はそうもいかないのです。コナミスポーツを退会して、他にシャワーを浴びられる場所が無いのです。しかもバイトはほぼ毎日あるから清潔にしないといけません。というかそもそも人として清潔にしたいものです。必死さがちょっと違います。

とりあえずガスの供給再開は目下の課題です。明日は給料日なので、ガス代を払うのは簡単でしょう。しかし、問題は再び開栓をしなければならないこと。これまた実家にいては決して味わうことの無い苦労です。いやはや、親は偉大なものです。実家で電気もガスも水道も止まったことがありません。

明日もバイトがあるので、仕方が無いのでなけなしの身銭を切って銭湯に行ってきます。でもちょっと楽しみです。銭湯もたまには良いものです。災い転じて福となすとはこのことで、どんな逆境も楽しもうとすれば何とか楽しめるもの、かもしれません。

普通に暮らしていると忘れてしまいがちですが、ガスも電気も水道も、代金を払わなければ止まってしまうのです。注意しましょう。