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沖縄備学
本来ならば卒論で大忙しの中、心だけ先に旅行に出かけてしまったので、卒論は少し休むこととしてこれ↓を読んでいる。
- 作者: 高良倉吉
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1993/01/20
- メディア: 新書
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考えてみれば、日本史を専攻してきたにもかかわらず、琉球史・沖縄史についてはほとんど勉強することが無かった。演習系の授業で、誰かが伊波普猷について発表していたのをわずかに聞いていただけだ。あとは沖縄戦についてNHKの特番をいくつか見たことがあるくらい。以前、中2くらいのときだったか、一度沖縄に行ったことがあったが、そのときはろくに知識が無く、風邪を引いてひめゆりの塔を見ることすらかなわなかった。
とりあえず時系列に沿って勉強することとして、琉球史を手軽に知ることの出来る本を探していたら見つけた。経歴も信用できるようだったので買ってみた。これが面白い。琉球王国を単独で捉える狭い歴史ではなく、東アジア・東南アジアを含めた世界的な視点から描いている。彼らが如何に国を作り、反映させたのか。なぜ薩摩に支配されることになったのか。わかりやすく書いてある。
まだ半分しか読んでいないが、明日か明後日までには読み終えたい。そのあとは司馬遼太郎の旅行記を読んで、沖縄戦の本を日本側・アメリカ側から一冊ずつ読み、地球の歩き方的なガイドブックでも読んでみよう。いざ沖縄、金はないけど楽しみだ。ビーチなんかはサーファーに任せとけ!史跡だ史跡。