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今日は・・・
今日は早稲田の教職研究科の一次試験合格発表だったのです。本命は文学研究科だから教職研究科はほとんど勉強していなかったので(実質3日分くらいしかやってなかった・・・)、テストの出来は悪くは無かったのですが、正直に言って合格を確信出来るところまでは全く達していませんでした。それでも大学院受験の最初だから、勢いをつけるという意味でも何とか合格していて欲しかったのです。
8時に起きて、珍しく早起きしていた清水と共に馬場にあるスタバに朝食を済ませに行き、そこで1時間ほどしゃべったあと、2人で合格発表を見に行きました。1人で見に行くのも心細いのだけど、しかし落ちていたときのリアクションもそれはそれで不安でした。「きっと受かってるさ」と自分で自分を励ましながら馬場歩きをしていたわけです。
本当は合格発表がなされる10時ピッタリに見に行きたかったのですが、歩く時間を計算し損ねたせいか10分ほど遅れて到着することになりました。さて・・・結果第一号はいかに・・・?
ところで良く考えてみれば、掲示板で合格発表を見るなんて屈辱の中学受験以来です。掲示板に自分の番号が無いときの絶望感、1999年2月1日の悔しさ、翌2日の焦燥感は忘れもしません。2日連続の不合格に枕を濡らしたものです。大学受験はネット発表か電話確認だったので、掲示板発表はありませんでした。あぁ、でも清水の京大の発表は掲示板でした。山崎と一緒に京都に見に行ったのは良い思い出(?)です。とにかく、あの中学受験の掲示板発表における大敗北がその後の自分の合格への執念となったことは間違いないでしょう。
本キャン生協のある側の門、すなわち16号館教育学部側の門から入ります。周りには誰も居ません。合格発表だから5〜6人は居るのかなと考えていたので、ちょっと予想外でした。隣に清水が居たので冷静を装ってはいましたが、内心かなり恐怖を感じていました。これは大学受験のときに立教のセンター利用の結果発表確認のとき以来の恐怖感でした。
段々と掲示板が近付いてきます。遠くからでも掲示板に合格者番号の書かれたプリントが貼ってあることがわかります。あそこに自分の番号があれば勝ち、無ければ負け。実にはっきりとした勝負です。そして今後の大学院受験を占う重要な勝負所・・・
番号は11010番・・・頼むからあってくれ!!!
あったー!やっぱり俺は天才だったのか!がはは、3日で受かるとは教職研究科何するものぞ!と心で大はしゃぎ、表情で安堵。いやー助かった。精神的にももっと戦える。あとは面接を通るだけだ。と大学受験以来の合格に喜びを感じているところで隣の男が一言・・・
「お前・・・これほぼ全員受かってるじゃねぇかw!」
「マジで?!」
番号を確認してみます。11001、11002、11003、11004、11005、11007、11008、11009、11010(←これ重要)、11011、11012・・・
・・・本当だ!ほぼ全員受かってる!落ちた6番がむしろ異常なくらいだ!確か受験者数が40人ちょっとで合格者数が34名。脅威の合格率90%です。どこぞのテレビCMのよう!これは一体・・・センターの足切りみたいなものなのでしょうか。
まぁ何にせよ合格するというのは気分の良いものです。この調子で文学研究科、教育学研究科も無事にパスできるよう残り1ヶ月最大限努力したいと思います。その前に教職研究科の二次試験があるのだけれど・・・面接って何を訊かれるんだろう・・・?苦手です。面接も無事通りますように!とりあえず、ひと安心な今日でした。
ただ、一つ問題が・・・合格発表を見てひとしきり喜んだ後に、大学生と思われる女性が1人合格発表を見に来ました。今日は暑かったので彼女は日傘をさし、全体的に白い服装をしていました。いかにも控えめな感じの女性で、合格発表に対して不安を隠しきれない様子でした。しかし、合格に浮かれていた、そしてほぼ全員合格に笑っていた自分たちはその人がいることを全く考えていませんでした。いや、正確には特に清水が考えていませんでした。そして彼は言うのです。
「いやー、あの試験で落ちるやつって何なのw?ありえねぇだろw!」
と。そこで僕たちは気付いてしまったのです。彼女に元気が無いことを・・・そしてなぜうつむいているのかを。もしや・・・と思ってそそくさと逃げ出しました。やっちまった!
「お前あの人落ちてたらどうするんだよ!」
「いや大丈夫だろ・・・あれで落ちてるわけないし・・・てか可愛くなかったし」
どっちが僕の台詞でどっちが清水の台詞かは一目瞭然でしょう。いや、発言は場所を気をつけなければならないということを身をもって学んだ一日にもなりました。気をつけなければ・・・