新学期設定間違ってるだろ!

今日当たりで中学受験もピークを過ぎたのではないでしょうか。東京の学校を目指す中学受験生のみなさん、お疲れ様でした。塾講師歴も今年で4年目を迎えることになりますが、中学受験生を担当したのは今年が初めて。しかも4年生のときから見ていた生徒だから、かなり思い入れが強いのです。バイトなのに無理やり門前激励にも行かされましたが、あれは必要あるのか…?

うちの生徒は大手塾ほど勉強しないので(親がそれほど熱心じゃないことが多い)、そこそこの結果に落ち着いているようです。やっぱり本気で偏差値高いところを狙うなら、親がまず本気にならないと難しいのが中学受験。理解ない親を持つ子どもの成績を上げるのは至難の業かもしれない。それでも頑張るのが塾の勤めではあるのですが、モノをいうのはやはり家庭学習、授業だけで成績が伸びたら日本人はみんな成績が高くなるはず。

それにしても中学受験からはや10年近く経過するのだから恐ろしい。忘れもしません、2月1日。面倒だという理由で千葉の1月校(市川とか)を受けなかった自分は、見事に最初の受験で緊張してしまって落ちてしまいました。合格率80%くらいだったから、滑り止めのつもりで受けたのに、滑り止まらなかったわけです。しかも我が中学は当日発表だったわけで、その精神的ショックは見事に翌日の試験に響くわけです。親に言われたままに本気で受験する受験生は心が弱い!

そんなこんなで見事に2日連続落第。あれほど涙した日はこれまで生きてきた中で、生まれたときくらいしかないのではなかろうか?と思うほどに布団の中で泣きました。悔しかったから夕飯のときは「余裕っしょw」と振舞ったけれど、そこは所詮小学生、あまりの情けなさやら不安やらに耐えられなかった。人生最大の挫折は中学受験だったのかもしれません。もちろん、辛いことは他にもたくさんあったけれど、中学受験ほど自分の無能を思い知った(試験でしかないとはいえ、少なくとも学校側にいらないといわれたことは事実)ことはありません。

そんな経験を、自分の生徒には絶対にして欲しくない。落ちたからといって、そこまでの衝撃が彼らを襲うかどうかは正直わからないけれど、哀しい思いはしないに越したことはない。頑張った分だけは報われても良いと思います。まだ結果待ちの生徒がいるけれども、彼らに一足早い桜が咲くことを心から祈っています。

本当にお疲れ様でした、中学受験生の皆さん。そして塾関係者の皆さんも、いや、マジで疲れましたので休みましょう。

しかし、今週から、というか今日から新学年体制でスタートです。塾には1週間の休みもないわけで、一体いつ休むというんだ!と本部に怒鳴り込んで行きたいくらいです。バイトの自分ならまだ良いです。室長とかまだ小さな子どもがいるのに、いつ旅行に行ったら良いんだろう・・・?毎日春日部から神楽坂まで通勤して大変だろうなぁ。そうやって社会は支えられているのですね。

バイトをしていると、色々な穴が見えてきます。清水もジムの欠陥が歯軋りするほど見えているようだけれど、本気で働けば自然と穴は見えてくるもの。もっと効率よく、もっと楽しく、もっと良い結果を出すにはどうしたら良いのか。そのはっきりとした答えは見えてこないけれど、少なくとも欠陥を直すことくらいは出来るはず。それは所詮社会を知らないバイトの生意気かもしれないのですが・・・

とりあえず、小学生は勉強するかしないかで、大きな差がつくことは間違いありません。別に塾に通う必要は全くないと思います。親の方で教育に、特に世間で言う学力の向上に自信があるのなら、家庭学習でも十分に間に合うと思います。小学生のときに学んだ内容は絶対に中高で生きてくる。だから、受験する気がなかったとしても、小学生は本気で勉強すべきです。塾講師をしていて、一番に感じることはそのことかもしれません。