寒波再来

今年もまた、寒い季節がやってきた。自分からすれば、10月からもう寒いのだけれど、今日はあまり寒くなかった。

暦の上では、まだ秋だけれど、実際もう冬だろう。あと2ヶ月で2006年も終わってしまう。ついこの間まで正月だったのに。ついこの間まで1年生だったのに。

時の流れを速いと感じるようになったのは、年をとった証拠だと何かの本に書いてあった。事実そうだと思う。本当に時間が過ぎるのが速い。かといって何が進んでいるわけでもない。もうその状態にも慣れてしまった。だから無駄に考えを巡らしている。下手な考え休むに似たりとはよく言ったものだ。

今日はとても良い日になるはずだった。ちゃんと大学にも行ったし、ジムで運動もしたし、読書もバイトもした。家に帰ってゆっくりとコーヒーも飲めたし、毎週見ているドラマも見た。久々に忙しさとは違った充実を感じられた。

けれども、最後にどんでん返し。今日の充実は全て虚無に還った。実際、自分が何かしたわけではなく、他から流れてきたことではあっても、ショックだった。何でこんなにショックを受けるのかわからないけれど、とにかく全てが奪われた。もう怒る気も起きなくなった。

本当じゃないと思いたい。どこかで錯綜があったのだと言ってくれれば、全てが終わる。そして再び充実が帰ってくる。何だか、色々と無くしてしまったような気がしてならない。