今日は特に何もなかったのでね。

昨日のことだ。竹ノ塚で行われたソサイチの大会に、4期生サッカー部を中心に参加してきた。ソサイチとは7人制(ときたま8人制)サッカーのことで、サッカーより簡単に(人数とか場所面積とか)出来て、フットサルよりも広くプレーできるという画期的スポーツだ。参加者は自分・山崎・志田・妻鹿・藤山・吉平先輩・中川先輩のピッタリ7人。本当は古賀も参加するはずだったのだけれど、(わざわざ人にテーピングまで持ってこさせたくせに!)風邪という名目でドタキャンした。竹ノ塚は東武伊勢崎線の駅で、神奈川県民の自分や千葉県民の妻鹿・中川先輩にとってはかなり遠い場所であったにも関わらず、集合時刻は8時で、久々に6時台に家を出る羽目になった。奇跡的に誤差20分以内に全員が集合し(もちろん一番遅く来たのは妻鹿くん)、バスも間違うことなく目的のバス停に到着した。しかし、そこからの地図を印刷するのを忘れてしまったため、やむなく山崎に電話して道を尋ねたが、彼のナビが間違っていて(自分は言われたとおりに行っただけで間違ってない!)、少し迷ってようやく到着した。正直開催地の施設には驚いた。普通のフットサル施設は、登録確認場所や着替えの場所、休憩場所などは屋内にあるのだが、今回の施設にはそれがなかった。掘っ立て小屋のような建物があるだけで、着替えも待機も全て屋外。寒いことこの上なかった。9時からスタートだったのだが、コートに到着して全員が着替え終わったのが8時55分くらいで、アップする時間もなかった。というか全員ストレッチすらろくにしないで第一試合に臨んだ。島田先生がいたらきっと激怒していたことだろう。

しかし、第一試合は我がチーム(チーム名はいいちょまえ←山崎が「いっちょ前」と登録しようとしたところ、スペルを間違えた。ちなみにチーム名の由来は古賀のキャッチフレーズ「ちっちゃいけれどいっちょ前」にある)が有利に試合を進めた。7分ハーフなのだが、前半で2-0とリード(ちなみに記念すべき1点目は自分が藤山のコーナーに合わせて決めた!中学以来の久々のゴール)して折り返し、後半半ばでさらに1点決めて3-0とリード。ここで油断した自分は、志田との連携ミスで相手FWに裏を取られて1点取られてしまう。しかし、哀しいかな7分ハーフ。最後の抵抗に終わり、第一試合は我々が無難に圧倒的強さを見せ付けて勝利した!

調子よく第一試合に勝利して、15分開いた後、第二試合開始。第二試合も初めは有利に進めた。ボール支配率も高かっただろう。しかし、それが逆に相手のディフェンスを固くしてしまい、なかなか得点できない。7人全員で守備を固められてしまうと、スペースがなくてほとんどカットされてしまう。その分、攻撃はほとんど出来ないが、優勝を狙う我々としては全試合に必ず勝たなければならなかった。前半終了まで少しのところで、FKのチャンスを得た。もちろん、ゴール幅が狭いので、キーパーと壁が立つと直接決めることはほとんど出来ない。実際壁は5人が立ち、我々は詰めて決めることを狙っていた。しかし、吉平先輩の実力はそんなものではなかった。低く速いシュートを壁の隙間を狙って蹴り、直接決めてしまった!結局その後も、目だったチャンスやピンチはなく、試合を終えた。実に危ない試合だった。

何とかギリギリで第二試合に勝利して、また15分開いた後、第三試合開始。第三試合の相手は全員ポルトガルのアウェーユニフォームで揃えており、実力も中々あるチームで、事実上の決勝戦といえる試合だった。前半始まって間もない時間帯に、コーナーキックからヘディングで合わせられていきなり失点してしまう。このミスは自分のミスだった。相手FWを完全に掴むことができず、一瞬ボールに気を取られてしまった。この1点はかなり大きい。先の試合でわかったように、究極的には1点とってそれを守りきれば良いのである。しかもディフェンスがかなり有利になっている。この状況で相手のゴールをこじ開けるのは至難の業だ。1点を失った我々は何度も攻撃を仕掛けていく。失点してから少しして志田のDFラインからのミドルシュートが相手ゴールを襲うも、間一髪でキーパーに阻まれてコーナーキックになってしまう。それ以外にも、パスをつないだり、ドリブルで持ち込んでシュートを狙うが(主に山崎が)全て不発に終わる。次第に時間との戦いを意識し始め、ロングシュートを狙うケースが増える。フリーにも関わらず直接遠くから狙うなど、完全に自分達の姿を見失ってしまっていた。儚いかな、14分はあっという間に過ぎ去り、我々は負けた。この試合に負けたことで自力優勝の可能性は消えてしまった。ここで我々はようやく真剣に自分達のプレーを反省し始め、次の最終試合に望みをつなぐこととなった。第三試合の相手が次の試合に負ければ、得失点差で何とか優勝できるかもしれない。今はそれに掛けて次の試合で出来るだけ得点するしかない。

15分間で反省を少しして、次の試合に今までになく真剣に臨む。最終戦の第四試合開始。全選手が気合を入れて臨んだこの試合。必ず勝たなくてはならない。それがプレッシャーになったわけでもないだろうが、いきなり連携ミスから失点する。誰が悪かったわけでもない、原因のわからない最悪の失点だ。しかも気合を入れて臨んだその出鼻をくじかれてしまった。各々「まず1点返そう!」とか「ディフェンス集中!」などと声を掛けるが、それが不安を表していた。前半半ばに、コーナーキックを獲得、左から吉平先輩が蹴る。FWもMFも相手DFに緊張が走った。一気にゴール前に詰め掛ける攻撃陣、マークにつく守備陣。しかし、
ボールは全ての選手に触れることはなかった。何とそのまま、ゴールネットを揺らしてしまったのだ。つまり、コーナーキックからの直接得点。この僥倖(?)で勢い付くも、前半は1-1の引き分けで終わる。後半、予想外の得点状況に焦った我々は相手ゴールに一気に詰め寄る。しかし、ここでも(やはり主に山崎の)シュートは不発に終わり、時間がどんどん過ぎていった。そんな中で、後半半ば、左サイドセンターライン際でボールを得た自分がドリブルでスペースを詰める。DFが詰め寄ってきたがキックフェイントを軽く入れて、相手をかわし、シュート!これが何と入ってしまった。一気にムードは良くなったが、決めた自分が一番驚いていたことだろう。2-1になったが、先ほどの攻撃、そして今までの交代なしの連続試合で疲れてしまった自分は、キーパーの中川先輩とポジションを交代した。それから間もない時間帯に、何と失点。FWとDFの影から速いシュートを打たれ、それが入った。完全にチームの雰囲気が緩んでいたのだろう。さらにDFが振り切られてまた失点。この2失点は、1点リードしてからの我々の油断のせいだろう。実際キーパーとして見ていて、寄せの甘さや声の少なさがはっきりと感じられた。そのまま試合終了。2-3でまさかの敗北。2位にすらなれなかった。

最悪のテンションで試合場を去るも、そこは負けなれている渋谷高校サッカー部OB連、素早くテンションを回復し、近くのマックで1時間半近く話して大爆笑。そして竹ノ塚を後にした。

ここで結果をまとめてみる。こんな感じだ。ちなみに得点者の欄の()内にはアシスト選手名、失点は自責点を表している。

総合結果

チーム名…いいちょ前
参加者…志田・中川先輩・長谷川・藤山・妻鹿・山崎・吉平先輩(五十音順)
順位…3位(5チーム中)
勝敗…2勝2敗
得失点差…0点
総得点…6点


第一試合詳細

結果…勝利(3-1)
得点…長谷川(藤山)・妻鹿(山崎)・吉平先輩
失点…長谷川


第二試合詳細

結果…勝利(1-0)
得点…吉平先輩
失点…なし


第三試合詳細

結果…敗北(0-1)
得点…なし
失点…長谷川


第四試合詳細

結果…敗北(2-3)
得点…吉平先輩・長谷川
失点…全員


考察

敗因…決定力不足・攻守の切り替えの遅さ・油断


守備側の問題よりもさらに大きかったのが決定力不足だろう。決定力不足の中でもシュート精度の低さが目立った。枠内にシュートを入れれば、こぼれたボールを詰めることが出来るのだが、枠外シュートばかり。それだとそもそも点が入るはずがない。得点力の向上が泰一の課題と考えられる。


そして守備の問題。ソサイチはフットサルに比べてコートが広いとは言え、サッカーに比べたら断然狭い。サッカーの場合でも攻守の切り替えは重要な要素であるのだが、狭いコートのソサイチであればもっと重要になってくる。相手の速攻に対して機敏に反応しないと、つまり攻撃から守備に意識を切り替えてゴール前まで全力で戻らないといとも簡単に失点してしまう。この場合は、ポジションがどこであるとかは関係ない。たとえFWであってもカウンターを受けたときは自陣のゴール前まで戻らないといけない。


最後は精神的課題だ。これだけはどうにもならない。最後まで油断するなとしか言いようがないが、今回はその良い薬になったことだろう。次回からは最後まで得点する気持ちを捨てずに、常に最多得点・最少失点を狙って試合を進める必要がある。


決して良い結果ではなかったが、何と言っても楽しかった〜!フットサルだと技術ばかりで少しつまらない。サッカーをしたいという欲求が満たされて非常に満足だった。頑張って大学でソサイチサークルを作ろうと思う。参加者募集中ですのでサッカー経験者・未経験者問わずに参加してください。別に早稲田じゃなくて良いです。連絡待ってます。ではもう一度・・・



ソサイチやりたい人募集中!経験者・未経験者問いません!

というわけで昨日の記録は半分終わり。