試験が近いのに・・・

試験が近いのに、心はどこかにお出かけしている様子で、身体だけで勉強している気がする。心が無いので当然身に付くはずも無く、無駄な時間を過ごしているように思えてならない。きっと心だけ先に旅行に出かけてしまって、今頃広島辺りを散歩しているのだろう。早く呼び戻さないと・・・

心がお出かけしているのは、文研の結果がまだ出ていないからだ。発表はついに明日になったけれど、明日だからこそ不安になる。「もうどうにでもなれ」と投げやりになる一方で、「頼むから合格していてください」と八百万の神に祈っている。もう結果は出ているのだから、これから神社参拝などしても意味は無いのに、無性にそうしたくなってくるから自分は何と弱く愚かな人間なのだろうと思い知ることになる。

受かっていたら天国、落ちていたら地獄。それくらいの差はある。やっぱり大学院は文学に進もう。教育でも教職でもなく。必要に迫られて選ぶのではなく、自分の意志だけに従って選ぶことが出来る最後のチャンスかもしれない。その次の選択は就職だが、学校をこちらから選ぶことは出来ないのだから、今は思うままに選ぶのが良いに決まっている。

もし落ちていたら、いや、本当ならば「万が一受かっていたら」となるのだから「もし」などつける必要はないかもしれないが、とにかく落ちていたら、もう一年大学に残る道もあるのではないかと弱気になる。親に申し訳が立たないのが痛いところだが、サボってきたつけが回ってきただけなのだから、それは甘んじて受け入れなければならない。卒論も中途半端になりそうだ。

いつも遅い。何でも遅い。あと数年、数ヶ月、数日、数時間早く気が付いていれば、状況はもっと変わったかもしれない。それは中学に入って定期試験というものに触れてから幾度と無く感じてきたことなのに、全く成長が見られない。こういうところでうまくやっていく人のことを「頭の良い」とか「要領の良い」人というのだろうな・・・

今は半端でなく弱気です。結果を知るのが怖い。正直に言って怖い。大学受験ではこんなことなかった。運命の合格発表は明日10時、果たして生か死か。

とりあえず、卒論の準備をしにいってきます。