■
3年目を迎えて・・・
清水とルームシェアを始めて3年目。大したケンカもすることなく平穏無事に(?)過ごしてきた。お互いそんなに家に帰らなかったりとか帰っていたとしても顔を合わせなかったりとかして自分の時間を 確保できたのは大きいかもしれない。お互い干渉する性格でもないことだとか、部屋に関して無頓着だったりするところもあるかもしれない。
でも、最近許せないことがあった。自分も清水も食べたゴミを捨てないことがあるのだけれど(主に清水が!)、今回清水は生卵の殻を机の上にそのまま放置していた。そうしたらそこからコバエが沸いて大変なことになっていた。しかも卵の殻は1つじゃなくて机の上に3〜4個あって、全部大変なことになっていた。さすがに(うわあ・・・)と思ってどうしたものかと考えていたところに清水が帰ってきた。
平然としている清水を見てカッとした自分は「お前なんで卵の殻捨てないんだよ!」とルームシェアを始めて以来最大の怒りをもって問い詰めた。こんなに怒ったのは久しぶりだ。しかし、これだけは納得行く答えを聞かせてもらうか謝ってもらうしかない。
自分の強い言葉に対して、驚いたことに清水は(わけがわからない)という顔をして
「え?卵の殻は食べ終わったら机の上に放置するのが基本だろ?」
と、まるでカルチャーショックを受けたように答えた。
そのリアクションに唖然とした自分は、そこにいた藤山、相野谷、いっしーたちの方を向いて
「はーい、この中で卵の殻を机の上に放置しますという家庭で育った人?」
と聞いてみた。すると当然のことながら誰も挙手しない。皆の賛意を得た自分は清水に向かって
「ほら見ろ!どこに卵を放置する奴がいるんだよ!!!」
と叫ぶと、(えええ・・・)といった顔をして、卵を片付けるわけでもなく椅子に座り続ける清水。そして何故か卵を片付け始める自分。藤山たちはそれを無表情で眺めていた。(何で俺が掃除してるんだろう・・・?)と思ったところで目が覚めた。
まぁよく考えればうち机無いしなぁ、というか卵は普通放置しないだろう・・・それでも夢の中だと現実だと思ってしまう不思議。久々にリアルな夢を見た。起きたときに少し笑ってしまった。