選挙と権利と義務

だんだんと衆院選の時期が近付いてきている。けれど自分は投票できない。そこらへんの20歳の人たちよりも余程考えているのに、投票できないのは悔しい。でも法律で定められていることなので、どうしようもない。あと2年我慢するだけだ。自分は投票できる年齢になったら、きっと欠かさず選挙に行くだろう。「たった1票ではもちろん政治は動かない。だから選挙なんて行かない」という人も大勢いるだろう。確かにそれは事実だ。一人くらい選挙に行かなかったからと言って、全く問題にはならない。けれども、選挙に行かないと言うのは参政権の放棄である。参政権の放棄ということはつまり、政治がどのように展開されようとも文句を言えないということだ。投票率がどんどん下がっているのが現状であるが、逆にこれを利用しない手はないのではないだろうか。参政権を放棄したのだから、たとえ消費税がいきなり20%にあがったとしても、文句は言えない。選挙に行かなかった人だけ、消費税を値上げしたら、それだけでも莫大な収入となることだろう。もちろん、やむを得ない事情で選挙にいけない人もいるから、それは配慮すべきであるが。文句を言いたいなら、政治に参加しなくてはならない。つまり、参政とは権利であると同時に義務でもある。義務を放棄した人間に権利は与えられない。政治の腐敗が進んで、国民の政治離れが進んでいく中で、それでは自分達の生活に不利益を与えるだけだと言うことを選挙に行かない人はもっと考えるべきだろう。