違法ドラッグ

厚生労働省は、現在「脱法ドラッグ」と呼称されている薬物について、今後は「違法ドラッグ」と呼ぶことに決めた。以前は「合法ドラッグ」と呼ばれていたが、これでは完全に法の目をくぐりぬけている感があるため、「脱法」に改称されたが、脱法が浸透してくると、これも法には背いていないイメージを与えてしまうとして、改称される。脱法ドラッグも、実際は薬事法違反であるので、法を抜けてはいないのである。不法滞在外国人の増加に加えて、治安の悪化が予想される日本において、ドラッグによる犯罪は増加すると考えて間違いないだろう。そのための対策の一環であろうか。とにかく、「違法」の意味は明らかであるので、言い逃れが出来ないようになった。