■

ほぼ断定

イラク武装勢力のアンサール＝スンナに拘束されていた日本人、斉藤さんの映像が同武装勢

力によって、ネット上に公開されたが、外務省はそこに映っていたアジア系男性を斉藤さん

と「ほぼ」断定、死亡とされた。しかし、あくまで「ほぼ」断定であり、外務省としては死

亡をまだ断定できないとした。結局武装勢力側からの要求はなく、目的も明らかにならなか

った。最近では陸自の活動するサマワにおいても、日本に対する誹謗中傷の落書きが発見さ

れており、アメリカ中心の復興政策が順調ではないことがはっきりとした。イラクではいま

だに米軍による掃討作戦が継続中であり、治安状況も経済状況も非常に不安定である。大量

破壊兵器も発見されないままに戦争を始め、結局存在が確認されなかった今、アメリカを始

めとする連合軍は民主的復興に全力を注いでいかなくてはならない。