国連常任理事国入りの是非

日本は今、国連の常任理事国入りを目指している。自分としては国威掲揚・国際的地位の向

上以外に利益があるとは思えない。入る意味はそれほどないのだ。拒否権のない常任理事国

に何の価値があるのだろうか?仮に拒否権つきの常任理事国になれたとしても、現在のアジ

ア情勢と日米同盟のことを考えると、日本単独の拒否権発動などは有り得ない。問題は日本

常任理事国入りよりも、旧敵国条項の存在と5大国制による国連独裁にある。国連供出金

を世界で2番目に払っている日本が、旧敵国条項に縛られるのはおかしい。それにイラク

争ではっきりしたが、国連は無力である。日本は常任理事国入りよりも、開放的・民主的な

国連を目指した改革をアジア・アフリカ・南米各国と協力して行うべきだと思う。